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2025年3月27日
八丈島に視察に行ってきました!
東京都心から南へ約287km、飛行機で約1時間の距離にある八丈島。東京よりも湿度が高く、温暖な気候に恵まれた土地です。今回は、弊社でも日頃取り扱いのある食材や加工品の生産現場を巡り、その魅力や給食への活用の可能性を探りました。
【★絶景とともに】
視察の途中で立ち寄った絶景スポットからは、八丈富士を望みながら美しい海を堪能しました。透明度の高い海が印象的。
【あしたば加工工場へ・・・】
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【★八丈フルーツレモンとは?–八丈フルーツレモンの歴史–】
このレモンの歴史は昭和15年にさかのぼります。テニアン島から持ち帰られたレモンが、八丈島の気候に適応しながら育てられました。当初はグリーンの状態で流通させる予定でしたが、瀬戸内産の国産レモンと競合する懸念があったため、完熟させる方法が研究されました。
2012年には愛媛県岩城島の「青いレモンの島」を視察し、八丈島でもレモン栽培が本格的に進められることを確認。翌年の試験場の研究で「樹上で完熟させると果皮の苦みが消える」ことがわかり、2014年に公募で「八丈フルーツレモン」という名前が決まりました。まさに八丈島を代表する特産品の一つです。
【★八丈フルーツレモンの特徴】
八丈フルーツレモンには以下の定義があり、
・果実が黄色く完熟していること
・皮ごと食べられること
・施設で丁寧に栽培されていることこの条件をクリアしたレモンのみ八丈フルーツレモンとして認められ、専用のロゴシールが貼られ出荷されます。
【★レモンの食べ比べ】
視察では、八丈フルーツレモン(左)と一般的なリスボンレモン(右)を食べ比べました。
八丈フルーツレモンは、酸味が控えめで、白皮の部分がふんわりとしており、そのまま食べても美味しいのが特徴です。まるで金柑のような優しい甘みがあり、通常のレモンと比べて驚くほど食べやすい印象でした。
また、通常のレモンは果皮と果肉に50%ずつビタミンCが含まれていますが、果皮が苦いため半分しか摂取できません。一方、八丈フルーツレモンは皮ごと食べられるので、ビタミンCをまるごと摂ることができます。
八丈フルーツレモンは、ただのレモンではなく、「皮まで美味しく食べられる」という新しい価値を持つ特別な果実であることが分かりました。八丈島の自然環境と、研究を重ねた技術によって生まれたこのレモン。視察を通じて、その魅力を改めて実感しました。
【★視察を終えて】
今回の視察を通して、生産者の方々の想いやこだわりを直接伺うことができ、大変勉強になりました。今後も、八丈島の魅力ある商品を広めていきたいと思います。
パウダー状のあしたばは扱いやすく、栄養価の高さを給食にも活用しやすいと感じました。たとえば、蒸しパンやクッキーに混ぜ込めば、手軽に栄養をプラスできます。使い方次第で幅広いメニューに応用できそうです。
今回学んだあしたばの効能や活用例をわかりやすく伝えるチラシを作成し、栄養士の先生方にその魅力をもっと発信していきたいと思います!
【八丈フルーツレモン圃場へ・・・】
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今回の見学では、加工工場の営業本部長さんがあしたばについて、栄養に特化した形で、コミカルかつ分かりやすく説明してくださいました。
あしたばは、日本原産のセリ科の多年草で、『生命力がとても強く、若葉を摘んでも、翌日にはまた新しい葉が伸びている』ことから「あしたば」という名前がついたそうです。
栄養価も非常に高く、βカロテンが豊富に含まれているため、抗酸化作用が期待でき、動脈硬化の予防や呼吸器系を守る働きがあるといわれています。
そのうえ、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類や、食物繊維もたっぷり含まれている、まさに”スーパーフード”!!!
むくみにも良いと言われており、営業本部長さんは毎日500mlのお水に5gのあしたばパウダーを溶かして飲んでいるそうです。
【★試食体験!】
工場では、「ふわふわ削り節」と「あしたば茶」を試食させていただきました。
ふわふわ削り節は、ごはんにふりかけると相性抜群!和え物やおひたしのトッピングにも合いそうです。あしたば茶は、あしたばの風味がしっかり感じられ、すっきりとした味わいで美味しくいただきました。
【★給食にもピッタリ!】